単語!辞書はやっぱり必要…?

こんにちは!自分の準備と授業の準備でなかなか書けなくなってしまいましたが汗 書きたいことはたくさーんあるので少しずつでも書いてまいります。気長におつきあいくださいませ。

さて、タイトルの「辞書」…これはいろいろな方から伺います。電子辞書オンリーのかた、オンライン辞書のみのかた、はたまた「英英辞書をもたない時点で英語をやる資格なし!」と先生や先達に言われてあわてて買ったかた…

私が聞いたなかでも、「あの、買ってみたんですが、開いたこともないんです。あの黄色と青のやつ…」「講習会に行ったら先生が、『オックスフォード(の英英)を持たないなんて英語をやる以前の問題!』とのたまうので買ったのですが、枕にもならなくて…」などなど、いろいろなお話がございます^^;

というわけで、今日はあくまでも私見ながら、辞書についてお話しさせてください。結論から申し上げますと、「必要」です。それも、紙ベースの辞書をお持ちください。理由はいくつかございまして、

  1. 紙の辞書だと、開いたままにできるので調べやすい。
  2. 紙の辞書だと、一覧性があるので、調べている言葉の全体像を見やすい。
  3. 紙の辞書だと、書き込みもできる。折り目もつけられる。

「えーっ、全部電子辞書でも可能じゃないですか…」そうなんです!が、だまされたと思って紙ベースで買いましょう。もちろん、ぱっと見られるという意味では電子辞書も便利で私も使うのですが、勉強という目的であれば紙辞書、必要です。特に、これまでの勉強を紙ベースでやってきた、20代以上の方は電子画面上の情報がすっと入りにくいのではないでしょうか^^) 不思議なことに電子画面上の情報は、頭を素通りするのですね。

まずは英和辞典をお買い求めください。前回書きましたとおり、「品詞」を勉強するためにも、そして(今度お話しいたしますが)動詞の「他動詞・自動詞」を調べるためにも、また、名詞の「可算・不可算」を調べて覚えるためにも、英和辞典を紙ベースで一冊、お持ちください。

お勧めは三省堂の「グランドセンチュリー英和」です。学習英和?いまさら??はい、そうです、「いまさら」です!これは絶対にお勧めの辞書。私もいまでも愛用しております。

どうやって使うの?とご質問をいただいたことがありますので、次回は具体的な使い方のお話をさせていただきます。まずは本屋さんorオンライン本屋さんで「グランドセンチュリー英和」お求めくださいませ!!

単語が覚えられない!覚えられない!…

と、いきなりの「叫び」で申し訳ございません。でも、この叫びを私は週に何度聞きますことか…

その場ではわかったつもり、でもいざ文中で使おうとすると出てこない。わからない。よくわかります。なぜなら、私も単語を覚えるのが大の苦手。英検一級の試験で、しょっぱなに登場する語彙(ごい)力試験は一体何を聞かれているのかすらわからず、なぜこんな日本語でいえば”四字熟語”のような言葉を覚えなければならんのかと憤り…

でも、考えてみれば、日本語でも「四字熟語」の知識はないよりあったほうが教養ある日本語を読み書きできますものね。覚えるよりしかたないのか…

それはともかく、ではどうやって覚えるか。もうこれは、正攻法がいちばん近道とお考えください。
具体的には:

  • やる教材を決めたら毎日少しずつやる。必ずやる。溜まるとそのままやらなくなってしまうから(経験者語る)
  • 自分がどうやったらいちばん覚えやすいか、さまざまな方法を試してみる
    →スペルを言いながら書く、読み上げて録音して聞く、付箋に書いてトイレなどに貼る…
  • テストしてもらう。先生でも友人でも。
  • 「これは覚えにくい」という単語が必ずあるから、そういう単語だけは集めて「単語ノート」なり「単語帳」なりをつくる

 …あー、「秘策」を期待していた方、申し訳ありません。でも、ないんです。こればっかりは地道にやるしかない。

ただひとつだけ、覚えるときに気をつけていただきたいことは「これって品詞は何だろう?」を意識しながら覚えること。あ、品詞とは動詞・名詞・形容詞・副詞…などでしたね。このうちの”何詞”をいま、自分は覚えているのかな?を常に意識することです。

品詞を間違えて覚えてしまうと、後から修正するのが大変です。仮に単語を覚えても、使いかたを間違ったまま使い続けたりしてしまいます。これだけはぜひ、気をつけてくださいね!

*ちなみに、本当にざっくりと品詞のおさらいをしますと…:

  • 動詞=動作を示すことば。日本語にすると「ウ」音で終わることば、と考えるとわかりやすい。語尾を伸ばしてみると「う」の音が残ることば、ということです。例:laugh (笑う)、eat (食べる)、run (走る)…
  • 名詞=あまねくモノやヒトの名前や名称。
  • 形容詞=モノやヒトの名前や名称(名詞ってこと^^;)を飾ることができることば。日本語にすると「イ」音で終わることば、と考えるとわかりやすい。例:楽しい、美しい、可愛い、明るい、暗い、眠い、
  • 副詞=名詞以外を飾ることば、ととりあえず覚えましょう。動詞や文章全体などをより詳しくできることば。例外もありますが、とりあえずいまのところはざっくり。

単語暗記ばかりが語学じゃない、のですが、単語暗記がなければ上達はない、のです残念ながら涙 これからもお互いにがんばりましょう…!

英語での初対面あいさつ、リズムとアクションが大切 ^^)

英語を話す人(または、「英語しか話さない人」)が事務所に来た!困った!!
…だいじょうぶです。まずは1,2,3でこれだけを覚えてしまいましょう。

【条件】ここでは、お客様が「アポイントがあり、待ち人である」ことが確認できた場合をご紹介します。アポなし突撃のお客様のケースはまた改めてご説明します。

1. Hello, Mr. xxx / Ms. xxx!
まずは何はともあれ、満面の笑顔(^^) で、そして時間はいつであれ、Hello!と第一声を。

Hello, Mr. xxx / Ms. xxx !

はい、大事なことは「名前を呼びかける」こと。だから、事前準備として大切なことは、お客様の名前を正しく発音して覚えておくことです。

男性であればMr., 女性であればMs. をつけますが、この敬称がついた場合には名字だけを呼びかける、のが自然ですので、Hello, Mr. Smith! / Ms. Yang! などと、第一声は明るく元気よく。

2. I am / I’m xxx.
それと同時に相手に近寄っていき、右手を差し出します。差し出しながら、I am / I’m xxx. です。名字だけでも、フルネームでも、名前だけでもかまいません(特に、外国人には発音が難しい名前のかたは、「外国人がわかりやすいパターン」を研究しておくと良いです。私の場合はNakayaがわかりやすいらしい笑)。大事なのは「自分も名乗った」という行動をすること、です。

ちなみに、My name is xx. とどう違うの?と聞かれることがあります。My name is xx. のほうがよりフォーマルなので、あらたまった場所や問い合わせで名乗る、などといったケースではmy name is…が望ましいこともありますが、お約束があるお客様との挨拶、というような場合にはI am Nakaya / I’m Yumi. などと簡潔にリズム良く進めてしまいましょう。

3. Nice to meet you!
さあ、次はNice to meet you! です。”meet” をいちばん長くかつ強く発音するように、あえてカタカタで表現すれば「ナイストゥ ミーーーーティュー」です。さあ、声に出して言ってみてください。「ミーーーー」を他の部分より高音で言えれば正解です!

さて、「握手」なのですが、握手文化がない日本人の私たちにはこれがなかなか難しい。

ガイ・カワサキさんという元アップルのチーフ・エヴァンジェリストが、著書で「完璧な握手の法則」を書いておられるので、ご紹介します。

  • 相手の目を直接見る。
  • 適切な挨拶のことばを口にする (中谷注 ここではNice to meet youですね)
  • デュシェンヌ・スマイルを浮かべる(中谷注 目の周りの筋肉まで駆使した、目が細くなり目尻にカラスの足跡ができるくらい深い笑みだそうです)
  • 相手の手をしっかり握る
  • 相手から適度な距離を置く。不快になるほど近すぎず、よそよそしいと思われるほど遠すぎず。
  • 手はひんやりと乾かし、なめらかに。
  • 勢いは中程度。
  • 握るのはせいぜい2,3秒。

うーむ、握手ひとつとってもこれだけルールがあるのだなあ。中でも、私たち日本人にとって難しいのは握手をしながら「相手の目をしっかり見る」ことではないでしょうか。

慣れないうちはどうしても、握手をしながら「どうもどうも」とお辞儀をしてしまう方多し。これは、練習あるのみです。いきなりではなかなかできないので、ぜひ今日から家族でも同僚でも良いので練習してみてくださいね。

ここで復習です。

1. Hello, Mr. xxx / Ms. xxx. (笑顔で)

近づいていって、手を差し出しながら

2. I am / I’m xxx. 

目を見て、背筋を伸ばして、手を2,3秒握りながら

3. Nice to meet you.

いま、小学校1年生と3年生の生徒さん(二人とも女の子)に、この”I am xxx. Nice to meet you” の特訓中。目をみて、手を差し出して握手をするという「動作付き」で練習しています。皆さんもぜひ、アクション付きでリズム良くできるよう、練習してみてくださいませ。

なお、ビジネスマナーとして男性と女性が挨拶する場合、男性から手を差し出すのはマナー違反とされています。女性のかた、ぜひご自身から手を差し出してくださいね。相手の目をみて、にっこり^^)と。

このスタートができれば幸先良く進みます。がんばりましょう!

いまさらながら…this と thatはどう違う?

現在、小学校1年生から大人のかたまで、いろいろな生徒さんと勉強をさせていただいていますが、英語の勉強を始めたばかりのお子さんと話していると、「いやほんと、子供は鋭い」と思うことしきりです。

先日、中学校1年生の男子からの質問。「”this”は『これ』、”that”は『あれ』という意味だということはわかる。が、どこからが”that”で、どこまでが”this”なのか?」…そうだよね。この二つの指示代名詞*について、その境界線を説明されたことは皆さんもないのでは?^^)

さっそく、手元にある辞書や文法書いろいろに当たりました。大体のものは「this=近くにあるもの」「that=遠くにあるもの」で済ませていますが、Oxfordの英英辞書には「他のものと比較して」近くにあるものがthisという説明になっていまして、これは良心的。

さらに良心的な定義をとある文法書から見つけました。「指示語であるthisとthatは状況によって指すものが違ってくるが、おおむね、

  • thisは、物理的つまり距離や時間という意味で、もしくは心理的な意味で
    話し手に「近い」
  • thatは上記の反対

ということなのだそうです。簡単に「これ」「あれ」で済ませず、話し手との距離(見える距離・見えない距離)で決まってくると考えたら良さそうですね。

ちなみに、中学1年生の彼にご納得いただいた説明は「自分の腕を伸ばして、さわることができる範囲まではthis」…いかがでしょうか?物理的な距離という意味では「人差し指で指せる」範囲までがthis, ではないかと思います。

もっとも、この生徒さん、身長に比して腕が長い男の子なので、「俺、腕が長いからなー」とのたまわっていましたが…^^)

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はじめまして!

Let's learn Englisn with meはじめまして!!バイリンガル英語講師の中谷真理子(Mariko)と申します。現在、プライベートの英語講師として、小学校1年生から40代以上のかたがたまで、いろいろな生徒さんと勉強をさせていただいています。

日々、生徒さんと勉強をする中で、「その発想はなかった!」「…確かにそうですね」「それは気づかなかった」などなど、英語と英語学習に関していろいろな疑問や質問をいただきます。その中から、

  • 学校ではなかなか説明してもらえない
  • 学校で説明してもらったけれど、わかりにくいorわからなかった
  • そういえばそんなこともあったけど、忘れた

…といった内容や情報や、その他英語にまつわるよしなしごとについて、書いていければと思います。

少しずつ書いていきますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします!

Mariko