英語を話す人(または、「英語しか話さない人」)が事務所に来た!困った!!
…だいじょうぶです。まずは1,2,3でこれだけを覚えてしまいましょう。
【条件】ここでは、お客様が「アポイントがあり、待ち人である」ことが確認できた場合をご紹介します。アポなし突撃のお客様のケースはまた改めてご説明します。
1. Hello, Mr. xxx / Ms. xxx!
まずは何はともあれ、満面の笑顔(^^) で、そして時間はいつであれ、Hello!と第一声を。
Hello, Mr. xxx / Ms. xxx !
はい、大事なことは「名前を呼びかける」こと。だから、事前準備として大切なことは、お客様の名前を正しく発音して覚えておくことです。
男性であればMr., 女性であればMs. をつけますが、この敬称がついた場合には名字だけを呼びかける、のが自然ですので、Hello, Mr. Smith! / Ms. Yang! などと、第一声は明るく元気よく。
2. I am / I’m xxx.
それと同時に相手に近寄っていき、右手を差し出します。差し出しながら、I am / I’m xxx. です。名字だけでも、フルネームでも、名前だけでもかまいません(特に、外国人には発音が難しい名前のかたは、「外国人がわかりやすいパターン」を研究しておくと良いです。私の場合はNakayaがわかりやすいらしい笑)。大事なのは「自分も名乗った」という行動をすること、です。
ちなみに、My name is xx. とどう違うの?と聞かれることがあります。My name is xx. のほうがよりフォーマルなので、あらたまった場所や問い合わせで名乗る、などといったケースではmy name is…が望ましいこともありますが、お約束があるお客様との挨拶、というような場合にはI am Nakaya / I’m Yumi. などと簡潔にリズム良く進めてしまいましょう。
3. Nice to meet you!
さあ、次はNice to meet you! です。”meet” をいちばん長くかつ強く発音するように、あえてカタカタで表現すれば「ナイストゥ ミーーーーティュー」です。さあ、声に出して言ってみてください。「ミーーーー」を他の部分より高音で言えれば正解です!
さて、「握手」なのですが、握手文化がない日本人の私たちにはこれがなかなか難しい。
ガイ・カワサキさんという元アップルのチーフ・エヴァンジェリストが、著書で「完璧な握手の法則」を書いておられるので、ご紹介します。
- 相手の目を直接見る。
- 適切な挨拶のことばを口にする (中谷注 ここではNice to meet youですね)
- デュシェンヌ・スマイルを浮かべる(中谷注 目の周りの筋肉まで駆使した、目が細くなり目尻にカラスの足跡ができるくらい深い笑みだそうです)
- 相手の手をしっかり握る
- 相手から適度な距離を置く。不快になるほど近すぎず、よそよそしいと思われるほど遠すぎず。
- 手はひんやりと乾かし、なめらかに。
- 勢いは中程度。
- 握るのはせいぜい2,3秒。
うーむ、握手ひとつとってもこれだけルールがあるのだなあ。中でも、私たち日本人にとって難しいのは握手をしながら「相手の目をしっかり見る」ことではないでしょうか。
慣れないうちはどうしても、握手をしながら「どうもどうも」とお辞儀をしてしまう方多し。これは、練習あるのみです。いきなりではなかなかできないので、ぜひ今日から家族でも同僚でも良いので練習してみてくださいね。
ここで復習です。
1. Hello, Mr. xxx / Ms. xxx. (笑顔で)
近づいていって、手を差し出しながら
2. I am / I’m xxx.
目を見て、背筋を伸ばして、手を2,3秒握りながら
3. Nice to meet you.
いま、小学校1年生と3年生の生徒さん(二人とも女の子)に、この”I am xxx. Nice to meet you” の特訓中。目をみて、手を差し出して握手をするという「動作付き」で練習しています。皆さんもぜひ、アクション付きでリズム良くできるよう、練習してみてくださいませ。
なお、ビジネスマナーとして男性と女性が挨拶する場合、男性から手を差し出すのはマナー違反とされています。女性のかた、ぜひご自身から手を差し出してくださいね。相手の目をみて、にっこり^^)と。
このスタートができれば幸先良く進みます。がんばりましょう!